Lab member
PI
伊藤暁彦 (博士(工学), 准教授)
-
- 専 門: 無機材料合成、レーザープロセッシング
- 所 属: 大学院環境情報研究院 人工環境と情報部門
- 学部担当: 理工学部 化学・生命系学科 化学EP
- 大学院担当:大学院環境情報学府 人工環境専攻 安全環境工学プログラム
- 所属学会等:日本セラミックス協会、米国セラミックス協会、応用物理学会、粉体粉末冶金協会、R055 カーボンニュートラルのための先進セラミックス委員会
- 学外委員等:日本学術振興会産学連携協力委員会 先進セラミックス第124委員会 運営委員 (2009-2014, 2020-2022) R055 カーボンニュートラルのための先進セラミックス委員会 運営委員・庶務幹事 (2023-)、日本セラミックス協会エンジニアリングセラミックス部会 書記 (2017-2023)、日本セラミックス協会 行事企画委員 (2018-2023), 科学技術専門調査員 (2019-)
- → 教育研究活動の詳細を閲覧する
B3
(2024秋配属予定)
B4
大井 亮
金本祥和
佐野祐一郎
成合勇人
M1
一場 駿
今井 菜摘
浦田 竜矢
敷地 愛莉
M2
秋山 泰雅
上田 悠太
大賀 輝昌
中山 龍幸
藤村 尚輝
伏屋 竜輔
ROUTE
Alumni
2022FY
松本 昭源 (JSPS-DC)
梅堀 美好
小菅 翔南
中嶋 航平
山井 大誠
任 宗涵
渡辺 大雅
2023FY
出口 結美子
橋本 優花
山口 直也
2018FY
伊海 雅和
小澤 祐哉
原 朋弘
2019FY
加藤 起基
北村 朱里
佐藤 瑛美香
髙草木 絵莉
森下 裕貴
2020FY
相田 穂乃香
渋谷 翔
2021FY
川田 望夢
藤江 清花
三觜 佑理
大賀 輝昌
平尾 庄助
ROUTE
B3, 2023SS
B2, 2022SS-AW
B2, 2022AW
B2, 2022AW
B3, 2021SS
B2, 2021SS
B3, 2017SS-AW
人材色の豊かな研究室運営
伊藤暁彦研究室では、様々な学科の出身者が集まって研究に取り組んでおり、本学では少しめずらしい研究室組織になっています。大学院からは環境情報学府所属の大学院生となるため、出身学科には縛られません。本人のセラミックス材料への強い興味と明るい希望、持ち前の学力によって、本研究室にて研究指導を受けることができます。
- 2021年度時点での出身学科内訳 (修了生含む) は、化学・生命系学科 化学EP (15), 機械・材料・海洋系学科 材料EP (6), 数物・電子情報系学科 物工EP (2) です。
- 大学院生として研究室配属されるためには、環境情報学府の選抜試験を受験する必要があります。募集要項は、年度によります。
- ※ 2021年度より化学EPの研究室配属が実質3年生秋学期前倒しされるのに伴い、研究室スペースの都合上、当面の間、外部からの受け入れを制限せざるを得ない状況です (但し、博士学位取得希望者やJSPS-PDは、別途ご相談ください)。
学生の受賞歴 (学年は受賞時のもの)
- 今井菜摘 (M1): The 13th Advanced Lasers and Photon Sources Conference (ALPS2024)「Best Paper Award」(2024.4.24)
- 今井菜摘 (B4): 第18回セラミックフェスタin神奈川「奨励賞」(2023.12.16)
- 出口結美子 (M2): 第36回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウム クリスタルサイエンス —結晶育成技術の新展開と材料研究— セッション「優秀発表賞」(2023.9.9)
- 橋本優花 (M2): 第36回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウム グリーン・プロセッシング ~SDGs 実現に向けた機能性セラミックスのイノベーション~ セッション「奨励賞」(2023.9.7)
- 出口結美子 (M2): 応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ 第11回研究会「講演奨励賞」(2023.6.16)
- 松本昭源 (D3): 学長表彰 (学術研究活動における特に顕著な業績 (2023.3.23)
- 松本昭源 (D3): 第70回応用物理学会春季学術講演会「第54回 (2023年春季) 応用物理学会講演奨励賞 」(2022.3.16)
- 敷地 愛莉 (B3): 第17回セラミックフェスタin神奈川「奨励賞」(2022.12.10)
- 中嶋航平 (M1): 第35回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウム グリーン・プロセッシング (低エネルギー消費による合成法) による材料イノベーションの新展開—セッション「奨励賞」(2022.9.15)
- 松本昭源 (D3): 第35回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウム クリスタルサイエンス —結晶育成技術の新展開と材料研究—セッション「優秀発表賞」(2022.9.15)
- 山井大誠 (M2): 第22回次世代先端光科学研究会「若手奨励賞」(2022.6.27)
- 松本昭源 (D3): 応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ 第6回研究会「講演奨励賞」(2022.6.27)
- 中嶋航平 (M1): 第16回セラミックフェスタin神奈川「優秀賞」(2021.11.27)
- 大賀輝昌 (B4): 第16回セラミックフェスタin神奈川「奨励賞」(2021.11.27)
- 藤江清花 (M2): 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ 第3回研究会・第19回次世代先端光科学研究会「講演奨励賞」(2021.10.8)
- 三觜佑理 (M2): 第37回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「奨励賞」(2021.9.21)
- 松本昭源 (D2): 第34回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウム クリスタルサイエンス —結晶育成技術の新展開と材料研究—セッション「ポスター最優秀賞」(2021.9.2)
- 松本昭源 (D1): MRM Forum 2020「優秀若手発表賞」(2020.12.9)
- 藤江清花 (M1): 第15回セラミックフェスタin神奈川「優秀発表賞」(2020.12.12)
- 三觜佑理 (M1): 第36回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「優秀賞」(2020.9.17)
- 松本昭源 (D1): 第36回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「奨励賞」(2020.9.17)
- 松本昭源 (M2): 第14回セラミックフェスタin神奈川「最優秀賞」(2019.12.14)
- 相田穂乃香 (M1): 第14回セラミックフェスタin神奈川「奨励賞」(2019.12.14)
- 松本昭源 (M2): 第35回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「最優秀発表賞」(2019.9.4)
- 加藤起基 (M2): 第35回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「優秀賞」(2019.9.4)
- 北村朱里 (M2): 第35回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「優秀賞」(2019.9.4)
- 松本昭源 (M1): 第13回セラミックフェスタin神奈川「最優秀発表賞」(2018.12.15)
- 松本昭源 (M1): 第34回 日本セラミックス協会関東支部研究発表会「優秀賞」(2018.9.27)
- 毛利駿介 (B3): 第8回 ROUTE成果報告会「優秀発表賞」(2018.3.30)
Lab. seminars
伊藤研究室の教育方針と人材育成像の基、下記のような教育研究活動を行っています。
月2回の進捗報告:伊藤研では、コアタイムを設けていません。これは、学生が研究と課外活動とを両立し、充実した学生生活を送ることを期待しているからです。そこで、研究を進める上でのペースメーカーとして、2週間単位でこまめに研究進捗を共有する場を設けています。実験結果の解釈や週次計画のレビューを通じて、学生自身の考えを大切にしつつ、じっくり指導しています。
4種のトピックス分析発表:自分の実験結果だけを報告する研究発表は、ストーリーが平面的であり、得られる知見も限定的です。自分の研究対象の周辺に目を向け、周辺領域の知識を基にプレゼンテーションづくりを行うことで、研究発表や質疑応答に奥行きが出ます。伊藤研では、対象材料、競合技術、応用分野、包括調査の4段階にわけてトピックス分析発表を行うことで、周辺知識の探索方法や自分の研究の立ち位置を理解するのに役立てています。
3種の作文媒体:伊藤研では、簡明かつ一意に取れる作文を是としています。しかし、ほとんどの学生は、文章を書くという行為に無自覚です。また、スライド作成とまとまった文章を執筆する作業とは別ものであり、よい発表スライドがよい文章に結びつくとは限りません。さらに、長編の執筆に不慣れであれば、いざ卒業論文に着手した際、執筆分量やペース配分に苦慮することになります。そこで伊藤研では、執筆分量の異なる3つの媒体を用意して日頃から理系作文に触れることで、難なく長編執筆できる体力づくりを行っていきます。
プレゼン指導:(公開予定)
研究室間交流:伊藤研では、国内のセラミックス研究や光学材料に従事する研究室間での学術交流の機会を多数設けており、下記のセミナー・研究会等に参加しています。
- 先進セラミックスセミナー、エンジニアリングセラミックス若手セミナー、セラミックフェスタin神奈川、次世代先端光科学研究会、極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ
研究室レク:暑気払いや忘年会、院試・就活打ち上げなどをぼちぼち開催しています。研究室旅行は実施していませんが、夏から秋にかけて国内有数のセラミックスラボとの合同合宿があります。学生有志で、化学EP内のソフトボール大会等にも参加しています。
長期休暇:研究室配属後は、学部3年生までのような長い夏休みや春休みはありません。ただ、伊藤研では夏季休暇はあります。学生は、帰省や家族旅行でリフレッシュしたり、インターンに参加して企業研究したりしています。夏の終わりから秋にかけて、合同研究会や学会発表があるのであまりのんびりはできないのですが、各自が計画的に夏季休暇を過ごしています。
Yearly schedule
8〜9月:エンジニアリングセラミックス若手セミナー
8〜9月:先進セラミックスセミナー
9月上旬:日本セラミックス協会 関東支部研究発表会
9月上旬:日本セラミックス協会 秋季シンポジウム
9月中旬:応用物理学会 秋季講演会
10月上旬:人工環境WS (大学院中間報告会)
10~11月下旬:CVDチャレンジ (旧アルミナチャレンジ/マグネシアチャレンジ)
12月中旬:セラミックフェスタin神奈川
2月中旬:修論発表会
2月下旬:卒研発表会
3月中旬:日本セラミックス協会 年会
3月中旬:応用物理学会 春季講演会
Equipment
合成装置
- 縦型コールドウォール式CVD装置 (自作; レーザー支援機構付) 3台
- 縦型コールドウォール式CVD装置 (自作; レーザー支援機構・繊維成膜機構付) 2台
- 縦型ホットウォール式CVD装置 (自作; 改修中)
- 横型誘導加熱式CVD装置 (改修中)
- パルスレーザー蒸着 (PLD) 装置
- 高出力CW半導体レーザー (Lumics LuOcean P2; 1470 nm)
- 高出力CW半導体レーザー (Lumics LuOcean P2; 976 nm)
- CW炭酸ガスレーザー 3台
- パルスNd:YAGレーザー (Quantel laser Brilliant B; 4/5ω)
- パルスNd:YAGレーザー (3ω)
- パルスNd:YAGレーザー (Quantel laser Brilliant B; 1ω)
- など
評価・観察装置
- 卓上X線回折装置 (XRD; Bruker D2 PHASER)
- 卓上走査型電子顕微鏡 (SEM; Jeol JCM-6000)
- 紫外可視分光分析装置 (UV-Vis; Jasco V-630)
- 蛍光分光光度計 (PL; Jasco FP-8300)
- 卓上マルチチャンネル分光器 (OceanInsight)
- インピーダンスアナライザ (HP)
- 実体顕微鏡
- 段差計
- など
加工装置
- 卓上型研磨切断機
- 卓上半自動研磨機
- クロスセクションポリッシャー (CP; Jeol IB-19500CP)
- 電気炉
- など
所内利用装置@機器分析評価センター
- 冷陰極電界放出走査型電子顕微鏡 (FE-SEM; Hitachi SU8010)
- 透過型電子顕微鏡 (TEM; Jeol JEM-2100F)
- 収束イオンビーム加工装置 (FIB; Jeol JIB-4501)
- 極点X線回折装置 (Rigaku Ultima IV)
- 全自動多目的X線回折装置 (Rigaku SmartLab)
-
分光蛍光光度計 (FL; Jasco FP-8500)
- X線光電子分光分析装置 (XPS; Ulvac-Phi QuanteraSXM)
- SQUID磁束計
- など
主な導入ソフトウェア・データベース
- ACerS-NIST Phase Equilibria Diagrams Database
- Affinity Designer
- Anaconda*
- Blender*
- ICSD – FIZ Karlsruhe
- Office 365
- Plot32*
- PDIndexer*
- R*
- Recipro*
- Slack
- VESTA*
- Zotero*
- など
* freeware/free plan