セラ協 2023年年会

日本セラミックス協会 2023年年会が、2023年3月8日(水)〜10日(金)、神奈川大学みなとみらいキャンパスにて開催されました。伊藤研からは、松本、出口、中山、藤村、伏屋が参加して、「エンジニアリングセラミックス」および「ガラス・フォトニクス材料」セッションにて研究発表しました。

nano tech 2023出展

nano tech 2023 国際ナノテクノロジー 総合展・技術会議が、2023年2月1日(水)~3日(金)、東京ビッグサイトにてハイブリッド開催され、伊藤暁彦研究室が現地でブース出展 (新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) ブース内) する予定です。

  • 小間番号:1A-06 (現地出展・NEDOブース内)
  • 出展者名:横浜国立大学 伊藤暁彦研究室
  • 出展内容:自己組織化蛍光体プレートの開発と次世代スマート固体照明への応用

第17回セラフェス ★ 奨励賞

第17回セラミックフェスタin神奈川が、2022年12月10日(土)、神奈川大学みなとみらいキャンパスで開催されました。セラミックフェスタin神奈川は、神奈川県下でセラミックス研究を推進する大学研究室間の学術交流を目的とした研究発表会です。

伊藤研究室からは、7名の学生がポスター発表参加し、研究成果を現地でポスター発表してきました。また、11名の学生が聴講者としてポスターセッション等に参加し、学術交流してきました。研究発表を評価して頂き、敷地が奨励賞を受賞することができました。研究内容と受賞者の写真を添えた学部のリリースは、次の通りです:敷地

発表題目は、「 Eu3+添加 HfO2膜の石英ガラス基板上への自己配向成長」です。賦活元素を添加した酸化ハフニウムは、 Hf元素由来の優れた放射線阻止能を有することから、 X線撮像装置における放射線誘起蛍光体への応用が期待されます。しかし、可逆的相転移を示すことから、単結晶育成や透明セラミックスの合成が難しい材料です。敷地さんは、酸化ハフニウム柱状晶を石英ガラス基板上に自己配向成長させることに成功しました。敷地さんの優れた発表内容およびプレゼンテーション能力が評価され、今回の受賞となりました。

SEMICON Japan 2022出展

SEMICON Japan 2022が、2022年12月14日(水)~16日(金)、東京ビッグサイトにてハイブリッド開催され、伊藤暁彦研究室が現地でブース出展しました。研究室所属の学部生5名・院生2名とともに対応させて頂きました。多くの方にブース来訪いただき、300部印刷したパンフレットは、手持ちの2~3部を残してすべて配布となりました。

  • 小間番号:アカデミア 1119 (現地出展)
  • 出展者名:横浜国立大学 伊藤暁彦研究室
  • 出展内容:次世代固体照明や放射線撮像に資するセラミックス厚膜蛍光体の迅速製造に関する技術
SEMICON Japan 2022 1日目の様子
SEMICON Japan 2022 3日目の様子

第35回セラ協秋季シンポ ★ 優秀発表賞・奨励賞

第35回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウムが、2022年9月14日(水)-16(金)、徳島大学 常三島キャンパスにてハイブリッド開催されました。

伊藤研究室からは、伊藤、松本が現地で口頭発表、梅堀、小菅、中嶋、山井、任、渡辺、出口、橋本、山口、中山がオンラインでポスター発表しました。研究発表を評価して頂き、松本が優秀発表賞、中嶋が奨励賞を受賞することができました。研究内容と受賞者の写真を添えた学府や学部のリリースは、次の通りです:中嶋松本

発表題目は「MOCVD法によるLu2O3-MgO複合膜の合成」です。酸化ルテチウムと酸化マグネシウムは、共晶系相図をとることが予想されていますが、未だ共晶組織の形成に関する報告はありません。中嶋さんは、MOCVD法を用いた複合膜の高速エピタキシャル成長に関する研究成果を報告しました。中嶋さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。
発表題目は「Ce3+添加Lu3Al5O12-Al2O3複合膜の化学気相析出と発光特性評価」です。放射線検出には、粉末やバルク単結晶のシンチレータが広く用いられていますが、近年、厚膜形状に加工されたシンチレータが注目されています。松本さんは、化学気相析出法を利用して発光相と透光相が複合化した厚膜シンチレータを合成し、そのシンチレーション特性を報告しました。松本さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。

極限的励起状態 第6回研究会 ★ 講演奨励賞・若手奨励賞

2022年6月27日(月)に、応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ 第6回研究会 兼 第22回次世代先端光科学研究会がオンライン開催されました。

伊藤研究室からは、松本、小菅、山井、出口、任、橋本、中山、山口が参加して、研究成果をオンラインでポスター発表しました。研究発表を評価して頂き、松本が講演奨励賞、山井が若手奨励賞を受賞することができました。研究内容と受賞者の写真を添えた学府や学部のリリースは、次の通りです:山井松本

発表題目は「CVD法による希土類添加Mg2Hf5O12厚膜蛍光体の合成」です。ハフニウムの複酸化物は、実効原子番号が大きく放射線阻止能が高いことから、放射線誘起蛍光体への応用が期待されますが、融点が高いことから、結晶育成や蛍光特性に関する研究は限定的です。中でもマグネシウムハフネートは、不一致溶融化合物であり、単結晶体の育成が困難でありました。山井さんは、化学気相析出 (CVD) 法を用いたマグネシウムハフネート蛍光体の合成に成功し、各種希土類元素を添加したマグネシウムハフネート蛍光体のフォトルミネッセンス特性を報告しました。山井さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。
発表題目は「CVD法により合成したCe3+添加Lu3Al5O12膜のシンチレーション特性」です。原子力発電所における除染現場では、空気中に多量の放射線物質が存在していることから、作業員の安全確保が必要です。中でも、プルトニウムといったα線核種は、吸引すると重大な内部被ばくを起こす恐れがあり、除染環境中のα線線量モニタリングが重要とされてきました。従来のα線検出には、粉末形状のシンチレータが用いられていますが、検出感度と耐久性に課題がありました。粉末シンチレータに代わる材料として、厚膜形状に加工された固体シンチレータが注目されています。しかし、大型結晶として育成されたシンチレータ結晶を薄片へ加工するには、多大なコストが必要となるため、代替の結晶育成プロセスが求められていました。松本さんは、化学気相析出法を利用することで膜状のCe3+添加Lu3Al5O12シンチレータを合成、その厚みがα線の応答特性に及ぼす影響を調査、その優れたシンチレーション特性を報告しました。松本さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。

NEDO若サポ 研究シーズマッチング Vol. 2

2022年3月25日(金)、若手研究者の研究シーズマッチングイベント Vol.2 がオンライン開催され、伊藤よりにシーズ技術に関する発表がありました。

 本事業は、NEDOが推進する「官民による若手研究者発掘支援事業」において、PwCコンサルティング・eiicon company・リバネス3社が一体となり、次世代イノベーションの創出に向けた企業と研究者のマッチング支援の一環として実施されました。