2021.11.18 YOXOカレッジキックオフ

YOXOカレッジキックオフイベント―横浜4大学と横浜未来機構が連携する横浜イノベーション・エコシステム―が、2021年11月18日(木) にオンライン開催され、博士課程後期2年の松本昭源君が登壇します。

パネルディスカッション1 「横浜の大学発ベンチャー/研究開発成果の社会実装が増えていくには」に登壇し、林琢己氏 (横浜市副市長) や井上浄氏 (株式会社リバネス代表取締役副社長 CTO) と対談予定です。

YOXOカレッジは、横浜の4つの大学と企業・行政が協力して誕生させたオンラインを中心としたイノベーター育成のためのプラットフォームであり、2022年1月のYOXOカレッジの本サイト公開に先立ち、キックオフイベントが開催されます。

SEMICON Japan 2021出展

SEMICON Japan 2021が、2021年12月15日(水)~17日(金)、東京ビッグサイトにてハイブリッド開催され、伊藤暁彦研究室が現地でブース出展しました。

我々の技術に興味を持って下さり、お立ち寄りくださった方々、今後のコラボレーションに向けて話をお持ち帰り頂いた方々、ご指導くださった方々、誠にありがとうございました。

  • 小間番号:1124 (現地出展)
  • 出展者名:横浜国立大学 伊藤暁彦研究室
  • 出展内容:高分解能X線イメージング装置の迅速製造サイクルを実現する厚膜シンチレータに関する技術
横浜国立大学 伊藤暁彦研究室@SEMICON Japan 2021

第19回次世代先端光科学研究会・極限的励起状態 第3回研究会 ★ 講演奨励賞

2021年10月8日(金)に、第19回次世代先端光科学研究会 及び 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ 第3回研究会がオンライン開催されました。伊藤研からは、三觜と藤江が参加し、研究成果発表を行いました。

研究発表を評価して頂き、藤江が講演奨励賞を受賞することができました。研究内容と受賞者の写真を添えた学府のリリースは、次の通りです:藤江

発表題目は「CVD法によるSrHfO3膜の合成とPLおよびシンチレーション特性評価」です。SrHfO3は、密度が高く、実効原子番号が大きいことから、放射線誘起蛍光体として期待されます。しかし、融点が高いことから、融液成長法による単結晶育成が困難でした。藤江さんは、SrHfO3厚膜蛍光体の化学気相析出 (CVD) 法による高速エピタキシャル成長に成功し、そのフォトルミネッセンス (PL) 特性やシンチレーション特性を報告しました。藤江さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。

第37回セラ協関東支部 ★ 奨励賞

第37回 日本セラミックス協会 関東支部研究発表会が、2021年9月21日(火)-22(水)、オンライン開催されます。伊藤研究室からは、梅堀、川田、出口、三觜、藤江および伊藤が参加しました。

研究発表を評価して頂き、三觜が奨励賞を受賞することができました。研究内容と受賞者の写真を添えた学府のリリースは、次の通りです:三觜

発表題目は「化学気相析出法によるAl2O3-Y3Al5O12複合膜の合成とその蛍光特性評価」です。三觜さんは、アルミナ-イットリア共晶系の有機金属化学気相析出 (MOCVD) に関する研究を重ねる中で、気相からの秩序構造の形成を見出してきました。今回、透明なアルミナ母相中にイットリウムアルミニウムガーネット蛍光体がナノレベルで秩序構造を形成した複合膜を合成し、その放射線誘起蛍光特性を報告しました。三觜さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。 

第34回セラ協秋季シンポ ★ ポスター最優秀賞

第34回 日本セラミックス協会 秋季シンポジウムが、2021年9月1日(水)-3(金)、オンライン開催されました。伊藤研究室からは、松本および伊藤が参加します。

伊藤は、産学連携・技術マッチングセッション (2021 年9 ⽉2 ⽇(⽊) 13:00〜18:00) にて、「気相からの⾃⼰組織化を利⽤したエンジニアリングセラミックスの機能発現」と題して招待講演させて頂きました。松本は、クリスタルサイエンス —結晶育成技術の新展開と材料研究—セッションでポスター発表を行いました。

研究発表を評価して頂き、松本が最優秀発表賞を受賞することができました。研究内容と受賞者の写真を添えた学府のリリースは、次の通りです:松本

発表題目は「Ce3+添加Lu3Al5O12厚膜蛍光体の高速化学気相析出とその発光特性評価」です。X線による工業製品の透視検査は、内部の欠陥を非破壊で検出できる手法です。X線の可視化には無機固体シンチレータが用いられますが、検査画像の空間分解能を向上させるために、シンチレータの厚みを薄くする方法が研究されています。一般に、無機固体シンチレータは大型結晶として育成されるため、これを薄片加工するには大きなコストを必要とします。  
 松本さんは、厚膜形状の Ce3+添加Lu3Al5O12 シンチレータを、化学気相析出法を用いて高速合成することに成功し、そのシンチレーション特性を報告しました。本研究成果は、高分解能X線イメージング装置向け厚膜シンチレータの迅速製造プロセスとして活用されることが期待されます。松本さんの優れた研究成果およびプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞となりました。

JST-SCORE IdP-GAPファンド キックオフ

松本昭源君 (JSPS-DC2) が、JST SCORE大学推進型 (拠点都市環境整備型) イノベーションデザイン・プラットフォーム (IdP) の 2021年度 GAPファンドに採択されました。

松本君が中心となって推進している「VGC法による厚膜シンチレーター合成」について、事業化検証を進めていきます。

2021年9月27日(月) に IdPオープニングイベント Startup Academia が開催され、松本が参加します。